桜ヶ丘陶芸倶楽部 SAKURAGAOKA TOUGEI CLUB

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こちらでは、講師、当HPのスタッフなどが定期的にダイアリーを更新していきます。日々のちょっとした出来事、嬉しいこと、気になるもの・・・などなどを楽しく報告していきたいと思っています。
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'09.12.30 二人とも百歳か   [金澤]

生誕百年と言う事で、夏には太宰治の作品や人となりが随分紹介されていた。
文学少女と言うほど本は読んでいないが、女子高生がかかるはしかのように、高校時代、私も少し太宰文学にのめり込んだ事がある。何が良かったのかと言われても、今となってはよくわからないが、怪しげな知らない世界に、文の流れと共に引き込まれて言ったのだと思う。三鷹にあるお墓まで、1人で出掛けていった行ったころの自分は、一体、何を思っていたのだろうか…
同じく生誕百年で、12月は松本清張の作品をドラマ化したものがテレビで放映されていた。(この二人が同じ年だったことも驚き)
2時間ほどにまとめられては、本で読むほどの心理描写やスリルを味わう事は出来ないが、適度に面白い。お陰で、忙しいさなか、テレビの前に座っている時間が長くなってしまった。
松本清張は、取材や調査を重ねて小説を書いたようで、歴史を絡めたものや、実存の事件を清張なりに推理した作品は興味深く、あまり知られていない作品の中にも面白いものがたくさんあった。
最近、小説を読むことは全くなくなってしまったが、本を読んでいた頃の自分や、その時代を懐かしく思う。
'09.10.23 椋鳥、憤慨。糞害?   [金澤]

あれ、びっくり。住宅街の電線に、ぎっしりの椋鳥。
駅前の木には、いつも、ぎょっとするくらいいたのは知っていたが、大きな木も無い住宅に来ているのは初めてだ。
4メーター道路の電線に止まられては、いつ糞が落ちてくるか、歩く場所が無い。
なんと、駅前に行くと、椋鳥が鈴なりに止まっていた大木の枝が払い落とされていたのだ。
行き場を失った椋鳥が、高いところから、次はどこへ行こうかと思案していたのか、あの光景は一時のことで、もう、椋鳥の姿は無い。
'09.7.6 お久しぶり   [金澤]

久しぶりにお目にかかりました。
「ガマガエル君、草むしりをしている私を、よくも驚かせてくれましたね」

多摩市に居を構えた30年程前は、ほんとに多くて、夕暮れになると、いっせいに泣き始めました。まさに『うしガエル』ヴォーヴォーヴォーと、不気味な泣き声が夕闇に響きわたり、異様な感じでした。
時には、足もとを15センチもありそうなカエルが横切り、悲鳴を上げたこともありました。また、金木犀の木の下をすり抜けようとしたとき、葉っぱに、びっしりとアマガエルが張り付いていて、背筋がゾッとするほど驚いた事がありました。自然がいっぱいだったんですね。何だか懐かしい気もします。
今回お目にかかったのは、握りこぶしほどで、ガマちゃんだか、ウシちゃんだかわかりませんが、草と一緒に掴んでしまうところでしたよ。「驚かすのは、やめてほしいなー」
'09.6.6 クラフトフェアまつもと   [LIKKA]

先週の土曜日、長野県松本市あがたの森公園で開催された「クラフトフェアまつもと」を初めて見に行ってきました。
今年で24回目を迎える歴史のあるイベントで、クラフトマン250人が陶磁・木工・金属・ガラス・染色・皮革・紙・食品などの作品を出店しています。
天気も良く、芝にごろごろ置かれた陶器作品の眺めが心地いい…ぶらぶら歩いていると、目の前のフードコーナーが賑わっています。さっそく「きんぴら工房」で天然酵母パンを買い込み腹ごしらえ。
いざ!と気合い十分で奥に進むと、広大な公園にお店がいっぱい、、、どの作品も質が高く、見応えのあるものばかりです。さすが、全国から1000を超える応募/審査を経て残った作家さんたち、一個一個の作品の丁寧な仕上がりに興奮しまくりでした。おかげで公園一周するのに4時間近くかかりました(笑)。
そして出会ってしまった…アンティーク腕時計を分解した作品、作家の今城晶子さんの「トキノカケラ」というネックレス。時計の小さな歯車たちがガラスに閉じ込められているのです。実物の時計部品って、ほんとに精密できれいなんですね…買ってしまいました。
欲しいものは沢山ありましたが、お財布の事情もあり、また次回、来年も行きたいなと思えるイベントでした。
'09.4.25 うつわ展を見て   [金澤]

展覧会を2ヶ所まわってきた。
一方は日本陶芸展。大きな作品が並び、圧倒される。直線、カーブ、どこを見ても狂いが無く、プロの技を感じる。
そして、次は六本木へ。
21_21 DESIGN SIGHT で開催されている「うつわ展」。ルーシー・リー、ジェニファー・リー、エルンスト・ガンペールの3人の作品が、広い空間に点在していた。今まで見たことのない展示の仕方に、思わず息を呑む。静寂の中に、小さいけれど存在感のある器が、凛とした姿で据えられていた。
この空間を見たくて、是非来たかった展覧会だ。一つ一つの作品の良さを、私は語ることは出来ないけれど、疲れた日常に、ビタミンを得たような感動の空間だった。

『私も、ルーシー・リーのように、80歳まで陶芸を続けられるのかな』(私のひとりごと)
'09.1.19 さて、今年はどんな年   [金澤]

月のきれいな大晦日が明けると、温暖で穏やかなお正月だった。
長めにお休みを取ったので、しばらくは陶芸教室に足を向けず、ゆっくり家の事をしようと思っていたのに、なんと、イタリアからのお客様があり、娘の希望で、陶芸教室をする事になってしまった。
総勢8名。ほろ酔い気分の面々と、笑いの耐えない教室となり、年明けから、若いエネルギーをもらえた気がする。
「一年の計は元旦にあり」と言うように、今年も陶芸三昧になりそうだ。
かわいそうだったのは、元日早々、一人でビールを飲んでいた夫だったかも・・・。