桜ヶ丘陶芸倶楽部 SAKURAGAOKA TOUGEI CLUB

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当教室では季節や気分(?)で旅行や食事会など、色々なイベントを企画して楽しんでいます。さて、今月の美味しい企画は何かな・・・?

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'10 陶房「ぬくも」を訪ねて山梨へ(金澤)

11月23日、陶房「ぬくも」の前村幸孝先生に見学の許可をいただき、山梨に向かいました。少し小雨の残る日でしたが、甲府盆地を見下ろせる道を走りながら、皆、期待に胸を膨らませていました。

陶房に着くと、棚にぎっしり並んでいる製作途中の作品や、机の上に置かれている道具にまで興味津々。
前村先生が陶芸を始めたきっかけから話が進み、先生の人柄に触れた後、いよいよロクロ技見せてもらえるかと思いきや、目の前に置かれている、私たちが見慣れない数々の道具の説明をしていただき、あまりに工夫された道具だったことに歓喜しました。「もの作りの基本は道具作りから」と、私も道具の研ぎからさせられた事、思い出しました。

さて、と思ったところで指の運動も非常に大事だと、粘土を丸める指の運動を…右手も左手も同じように使えるように、両方一緒に。(先生の口からは、ハナ○ソを丸めるようにと言われたのですが…)

いよいよ職人技のロクロ挽きを見せていただきました。
あっという間に出来てしまう挽き技、ポイントは左手。1度に引き上げてしまう技は、ちょっとまねは出来ません。
切って厚みを見せてくださいましたが、削るところはないくらいの作り方に、再び歓喜。リクエストにも気持ちよく答えていただき、長時間の講習会となりました。

その後、作品を見せていただいたり、穴窯を見せていただいたりと、陶房のあちこちを案内していただき、見学会が終了しました。
帰り道、山梨の定番のコースではありますが、ほうとうともつ煮込みで空腹を満たし、ワイナリーに立ち寄り、充実した1日が終わりました。

帰りの車の中でのみんなの感想。
  • 前村先生がすっかりスポーツマンになられていて、びっくりしました。
  • フルマラソンですか。パワフルですね。
  • 想像と違って、お話が面白く楽しい方でした。
  • 小さな道具ひとつひとつが使いやすく工夫されていて、感動しました。
  • レンコン、里芋、大根など、お野菜がたくさん入った煮物、おいしかった。
  • コーヒーを入れて下さった器、素敵でした。
前村幸孝さんのブログ
「陶房ぬくも便り 泥身火声 土にまみれて火の声を聞く」

陶房「ぬくも」見学会の様子が、次々と動画サイトYouTubeに公開されています!今回、参加出来なかった会員の方々も超必見です!
すばらしい匠の技をご覧いただけます。
動画をダブルクリックすると、フルスクリーン(全画面)になります。

「陶房ぬくも」陶芸講座 その1

「陶房ぬくも」陶芸講座 その2 ロクロ 糸切り

「陶房ぬくも」陶芸講座 その3 ロクロの基本 粗延ばし

「陶房ぬくも」陶芸講座 その4 急須の口の水挽き

「陶房ぬくも」陶芸講座 その5 徳利の一気挽き

「陶房ぬくも」陶芸講座 その6 環(ドーナツ)袋挽き

「陶房ぬくも」陶芸講座 その7 片口

「陶房ぬくも」陶芸講座 その8 土雛
(今回の見学会とは関係ありませんが、おまけ動画です)


「陶房ぬくも」陶芸講座 その9 ポットの茶漉し付け

「陶房ぬくも」陶芸講座 その10(最終回) ポットの組み立て